「おしどり手帳」
猛将の暴走と今回の猛省
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作成日時 : 2008/03/22 06:12
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さよなら妄想
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入院している祖母は、叔父と住んでいた。
その叔父が、祖母の介護に必要な手続き等を進めている様子が見られなかったので、
知識がないのなら説明にと、福祉業務に携わる弟と一緒に叔父宅に出向いた。
しかし、如何せん会話が成立しない。誰も信用せず、都合の悪い話に対し聞く耳を持たないのだ。
自分に降り掛かる問題は全て周りのせいだと、被害妄想に捕われていた。
それは、叔父が自身の問題を直視せず何年も先延ばしにし、都合良く記憶を塗り替えてきた結果であり、
事情を知っているアタイは一概に同情は出来なかった。人間らしさを失ってしまっては救えない。
誰もが自分の生活がある中、労力が増えてでも祖母のためを思い行動をしている。
叔父は、祖母を入院に追いやり、近しい人たちの気持ちを理不尽に傷付け翻弄しているだけだ。
母親や叔母たちは、そんな叔父に散々振り回され、心身共に疲れてしまっていた。
気丈なアタイの母親でさえ、叔父に対するストレスから心因性の蕁麻疹が出るようになった。
アタイが侮辱されるのは一向に構わないが、祖母の命と、献身的に看護を続けている母親たちを軽んじる
横暴な態度と無神経な発言に感情が高まり、我慢が出来なかった。
先に手を出したのは相手だが、定年間近の叔父の胸ぐらを掴んでブチ切れてしまった。
悔しさが募り「お前は自分の親を何だと思ってるんじゃ、ゴルァ!」と・・・。
入院当初、祖母が叔父に対して拒否症状を起こしていたことに関しての疑念が、
一方的に根拠のない罵倒を繰り返す叔父を見て確信に変わった。
年老いた祖母が、その時どんな思いでいたのだろうかと考えると憤りを覚える。
けれども今、ぼんやりしてしまった祖母は「自慢の息子」だと嬉しそうに話し、
アタイはそれを聞く度やりきれなくなる。
祖母は自ら、叔父に対し思い出したくない否定的感情を封印してしまったのだろう。
しばらく押し問答を続け、弟に羽交い締めにされ引き摺られるように帰ったものの、
大事が起きた場合の周りへの配慮を考えられなかったことは軽率だったと猛省している。
良い歳こいてアホかと。でも、倫理に反することは言っていないので自分の発言に後悔はない。
狂った叔父を目の前で見て、アタイは腹を据えた。
自分が本当は何をしたいのか、何が出来るのかが見えてきた。
祖母を守りたい。母親たちの力になりたい。
どんな確執があったとしても、弱い者の命を軽んじることは絶対に許せない。
もう、孫の立場だからと遠慮はしない。出来ることを探し、然るべき行動で示す。
ケ ン カ 上 等
不安や恐れは、立ち止まって省みる慎重さを生み出す。
しかし、慎重に成り過ぎたがために不安が増し、立ち尽くしたままでは何も変わらないんだ。
アタイはシンプルに、自分の信じたように前進しようと思う。
現実的な解決策を見付け、困難が立ちはだかっても諦めず、少しずつでも切り崩して進む。
人生は短い。まずは行動あるのみ。
(チキン)
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