「おしどり手帳」

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<<   作成日時 : 2006/12/24 02:17   >>

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2ヶ月ほど前の話し。
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[ 全米が涙した「MUSHIO」シリーズ4部作 ]
迎春(第1章)
虫籠ブギウギ(第2章)
SANAGI(第3章)
BORN×BORN×BOMB(第4章)

その日も仕事から帰宅して、
いつものように夕食の準備を始めたアタイ。
冷蔵庫の野菜室の中をガサゴソと物色しながら、
簡単に「ブロッコリーのマヨ胡麻和え」でも作ろうかと、
数日前に買っておいた国内産のブロッコリーに手を伸ばした。
袋を開けると葉の上にチラホラと見覚えのある緑色の固形物。
これはもしや・・・・・青虫ウンコ!?「ドドーン!!」

アタイは確信を持って、いま一度ブロッコに目を凝らした。
イタイタイタイタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!!
ブロッコの上には見覚えのある我が子の面影が!帰って来た愛息「二代目むしお」

今年始め、小松菜の馬車に乗ってやって来た「初代むしお」は、
それはそれは立派なモンシロチョウに羽化し、我が家で短い天命を全うした。
しかし、生まれたばかりの小さな青虫だった「初代むしお」に比べ、
今回やってきた「二代目」は少し様子が違うのだ。

「で、デケェよ・・・」「ドギューン!!」

すでに、丸々と太ってデカイのだ。アタイの記憶を辿ると、さなぎ寸前のサイズ。
アッと言う間に表皮が堅くなり、頭部が脱皮し、さなぎ完全体に変化した。
恐らく「初代むしお」のケースならば、羽化する頃は羽根の形状が分かるくらいに
さなぎのスケルトン度が増すはずだ。
アタイと旦那は暇さえあれば、透明の空箱でこしらえた新築の「むしおハウス」を覗き、
愛息「二代目むしお」の晴れ姿を待ち望んでいた。

しかし、1週間を過ぎても変化は見られず、それどころか初めは黄色かった
さなぎの色が、どんどん薄気味悪い赤黒い色になっていったのだ。
「どうしよう、死んちったのかな?でも、さなぎだから動かんしねぇ・・・」
そんな話しを旦那としながら、もうしばらく様子を見る事にした。

数日後、諦めかけた頃だった。いつものように「むしおハウス」を覗くと
さなぎの横に何かが・・・。「むしお?」いや、それは蝶の姿では、ない・・・。
白くて丸い芋虫が、元気いっぱいに動いていた。
「ぎゃぁぁーーー−−っ!!父ちゃん、怖いよぉ!何か違う生き物が居るよぉぉ!」
駆け寄って来た旦那と見たものは、明らかに「むしお」じゃない芋虫だった。
動く度にスケルトンの表皮の中の白い体液がウネウネ動いて、気持ち悪さは最高潮。
さなぎの「二代目むしお」は黒くなって静かに横たわっていた。

お、おまえ、誰なんじゃーーーーー!!「バチコーーーーーン!」

箱の中は「むしお」しか居なかったはず。だったらコイツは何なんだ。
き、寄生・・・?さなぎから芋虫は、普通生まれねぇだろ。どんだけアバンギャルドだ。
そして、愛息を奪われた悔しさと謎の物体の薄気味悪さに、アタイは気付いてしまった。

明日は、燃えるゴミの日だと・・・。「キュピーン!」

(チキン)

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