![]() 2ヶ月ほど前の話し。 ![]() ----- [ 全米が涙した「MUSHIO」シリーズ4部作 ] ★迎春(第1章) ★虫籠ブギウギ(第2章) ★SANAGI(第3章) ★BORN×BORN×BOMB(第4章) その日も仕事から帰宅して、 いつものように夕食の準備を始めたアタイ。 冷蔵庫の野菜室の中をガサゴソと物色しながら、 簡単に「ブロッコリーのマヨ胡麻和え」でも作ろうかと、 数日前に買っておいた国内産のブロッコリーに手を伸ばした。 袋を開けると葉の上にチラホラと見覚えのある緑色の固形物。 これはもしや・・・・・青虫ウンコ!?「ドドーン!!」 アタイは確信を持って、いま一度ブロッコに目を凝らした。 イタイタイタイタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━ !!!!!!!!!! ブロッコの上には見覚えのある我が子の面影が!帰って来た愛息「二代目むしお」 今年始め、小松菜の馬車に乗ってやって来た「初代むしお」は、 それはそれは立派なモンシロチョウに羽化し、我が家で短い天命を全うした。 しかし、生まれたばかりの小さな青虫だった「初代むしお」に比べ、 今回やってきた「二代目」は少し様子が違うのだ。 「で、デケェよ・・・」「ドギューン!!」 すでに、丸々と太ってデカイのだ。アタイの記憶を辿ると、さなぎ寸前のサイズ。 アッと言う間に表皮が堅くなり、頭部が脱皮し、さなぎ完全体に変化した。 恐らく「初代むしお」のケースならば、羽化する頃は羽根の形状が分かるくらいに さなぎのスケルトン度が増すはずだ。 アタイと旦那は暇さえあれば、透明の空箱でこしらえた新築の「むしおハウス」を覗き、 愛息「二代目むしお」の晴れ姿を待ち望んでいた。 しかし、1週間を過ぎても変化は見られず、それどころか初めは黄色かった さなぎの色が、どんどん薄気味悪い赤黒い色になっていったのだ。 「どうしよう、死んちったのかな?でも、さなぎだから動かんしねぇ・・・」 そんな話しを旦那としながら、もうしばらく様子を見る事にした。 数日後、諦めかけた頃だった。いつものように「むしおハウス」を覗くと さなぎの横に何かが・・・。「むしお?」いや、それは蝶の姿では、ない・・・。 白くて丸い芋虫が、元気いっぱいに動いていた。 「ぎゃぁぁーーー−−っ!!父ちゃん、怖いよぉ!何か違う生き物が居るよぉぉ!」 駆け寄って来た旦那と見たものは、明らかに「むしお」じゃない芋虫だった。 動く度にスケルトンの表皮の中の白い体液がウネウネ動いて、気持ち悪さは最高潮。 さなぎの「二代目むしお」は黒くなって静かに横たわっていた。 お、おまえ、誰なんじゃーーーーー!!「バチコーーーーーン!」 箱の中は「むしお」しか居なかったはず。だったらコイツは何なんだ。 き、寄生・・・?さなぎから芋虫は、普通生まれねぇだろ。どんだけアバンギャルドだ。 そして、愛息を奪われた悔しさと謎の物体の薄気味悪さに、アタイは気付いてしまった。 明日は、燃えるゴミの日だと・・・。「キュピーン!」 (チキン) |
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