「おしどり手帳」

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<<   作成日時 : 2006/12/23 03:39   >>

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しびれる。
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あぁ、また奴が来る。
奴による狂気の舞台の幕が上がるのだ。
そして私は、大地が裂けんばかりの下腹部痛に襲われ、
荒れる波のごとく次々と襲い掛かる吐き気に飲み込まれる。
大腸が捩じ切れて溶けるような激しい下痢の海に溺れ、
止められぬ動悸に身体が急激に凍えていくのを感じながら、
血塗られた地獄絵図の中を朦朧とした意識で彷徨う・・・。
「来〜る、きっと来る、きっと来る」

あぁ、怖いよ。普通じゃないのよ、アタイの生理痛。恐怖以上の何者でもないがな。
本当に起き上がる事も出来やしない。孤独に床を這って薬を探す貞子だよ。
初潮とともに歩んだ生理痛暦。今後も更新して行くのだろうか。とんだ腐れ縁ですわ。
MAXレベルの痛みで身体が痺れて、震えが止まらんし。
大袈裟じゃないんよホントに。だからJAROに電話したら逆ギレするぜ。
そんなに苦痛極まりねぇのなら婦人科に行けと?そりゃよ〜、もちろん行ったがな。
一通り検査をしてもらったけれど特に異常ナッシング。だったら何じゃろ?この痛み。

やっとの思いで生理痛止めの薬を飲んでも、すぐ全部吐き出しちまってなぁ、
それでも胃の中で少しだけ溶けた薬が効き始める30〜40分の間は、生き地獄。
どうせなら気絶しちまった方が楽だろうによ。やっと落ち着いた頃には、もはや抜殻。
激痛の中、あとどのくらいで救急車呼ぼうかなんて考えながら、涙垂れ流して悶え続ける。
許容量を超える激痛から呼吸が早まり過呼吸状態になって、死ぬんじゃないかと思ったり。
つーか、生理痛で死人は出ねぇのか?

奴はアタイが1人で居る時や夜中を狙って、赤黒く渦巻く井戸の底からやって来る。
もし、外出先で襲って来ようものなら・・・と想像するだけでも恐ろしい。
寝ている旦那を叩き起こして付き合わせたところで、痛みが弱まるわけでもないし。
なので旦那は、痛み止めの薬を飲みまくってる2日目あたりのアタイの状態を見て
生理痛が重い事を認識しているだけで、上記にあるような孤独な戦いの真実を知らなんだ。

しかし前回、偶然にも旦那は秘められていた地獄絵図に出くわす羽目になる。
トイレでの孤独な戦いを終え、尻を半分出したまま薬を求めて這うアタイ。
吐き気が間に合わず、そこにあったティッシュ箱の中へエンドレス・リバース。
涙と冷や汗と鼻水でグチャグチャになった顔で「痛いよう・・・痛いよう・・・」と
呪いの言葉を呟く妻を抱き寄せ、背中をさすり続ける旦那の手は温かかった。
そして、痛みの波に合わせた呼吸が徐々に加速するアタイに向かって言った。
「お母ちゃん、大丈夫け!?ヒッ、ヒッ、フーーー、ヒッ、ヒッ、フーーーだよ!」

・・・・・ちがうだろ。

(チキン)

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