「おしどり手帳」
ヨーダ・カオス
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作成日時 : 2006/03/05 09:17
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「すべてのヨーダは依田さんから生まれた」の巻★
怠惰な日常の些細な出来事が、多大な妄想を生み出す糧となる。
ビョークの「ヨーガ」を聴きながら高尚な精神に溺れるアタイ。
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先日の話し。
行き着けのレンタルDVD店から戻った旦那が、帰宅して早々
何か言いたげな顔をして、まるで小学生男子が母親にまとわり
つくように、その店での出来事を勢い良く話し始めたのだった。
旦那が、いつものようにレンタルDVDの棚を物色していると、
小学校に上がる手前であろう年頃の男子が、DVDを手に持ち、
パッケージを見つめながら「なんだこれぇ!なんなんだよぉ!」
と、何やら声を荒げ憤慨していた。たまたま近くにいた旦那が、
そのチビッコの怒りの原因である作品パッケージを覗き込んだ。
「スターウォーズ?」
R指定でも無く、至って健全であるSF王道の何が問題なのか
旦那には全く見当も付かなかったので、早口で感情を露にする
チビッコのろれつが回らぬ言葉に、半ば興味本位で耳を傾けた。
「なんだこれぇ!なんなんだこりゃ!」彼の怒りは止まらない。
「なんでヨーダちっちぇんだよ!ヨーダちっちぇ!なんだよ!」
チビッコが両手で握りしめたパッケージには、ジェダイ最高の
マスター「ヨーダ」が、凛々しくも慈愛に満ち溢れた眼差しで
描かれていた。齢900歳のヨーダは、少なくとも895年も
歳の離れた子どもが抱いた何らかの期待を裏切り罵られている。
「ヨーダは始めからちっちぇんだよ!」
ツッコミ入れたい衝動を、旦那は大人の理性を持って押さえた。
作品を知る限り、どの登場人物よりも小さいのが「ヨーダ」の
セオリーである。そのチビッコは作品を観ずにして、何らかの
メディアから「ヨーダ」の別イメージを創り上げたのだろうか。
または、例え作品を観賞していたとしても、まだ子どもである。
全体の把握に至らず、かいつまんだイメージだけを記憶した為、
「ジェダイ・マスター」「非常に強いフォース」「緑色の種族」
などの特徴が彎曲し、最終的に彼の膨む妄想と比例するように
「ヨーダ」自体も、大きくなってしまったのではないだろうか。
問題は、そのチビッコが抱いていた「ヨーダ」のサイズである。
長命のジェダイ・マスターの身長は僅か66cmと言われるが、
標準的な成人男性サイズなのか、ガンダムのモビルスーツ的な
サイズをイメージしていたのかで彼の怒りの尺度が微妙に変化
してくるのではなかろうか。後者のRX78ガンダムは18m。
18mの「ヨーダ」・・・。
ジェダイ最高の実力を誇った「生ける伝説」は、巨大化により
エヴァの「使徒」を彷佛させ、いつ襲来されても不思議でない。
アタイは願う。18mの「ヨーダ」が人類を脅威に晒さぬよう。
答えは、あの日のチビッコだけが知っている。
「なんだこりゃー!」
(チキン)
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